「なぜ働かなくてはいけないんだろう?」そんな疑問がふと湧いてくることがあります。
仕事をすることは嫌ではないのですが、仕事上で嫌なことがあると仕事をしたくなくなることもあります(本当は仕事をやりたくないわけではなく、同様の嫌なことにあいたくないだけかと思うのですが)
そもそも、何故働くのでしょう?
生きた行くためにはお金が必要
お金を得るためには働かなくてはならない
だから働く
という考え方をよく見ます。
「仕事 = お金を得ること」?
この考え方で行くとお金を稼ぐ必要がな人は仕事をしないことになりますが、実際はそうではないです。
だとすると、仕事にはお金以外に何かがあると考えるべきです。
そもそも、お金の為の仕事は正しいのか
お金を得るために働くことは労働であり、仕事という場合はお金を得る + α がある
仕事に何を求めるか
お金以外に何を求めるのでしょうか?
14の労働価値
アメリカの心理学者でキャリアの「古典」と言われる理論を構築したドナルド・E・スーパーは「仕事に何を求めているか」という点に関して14の労働価値を示しました。
1.能力の活用
自分の能力を発揮できる
2.達成
良い結果が生まれたという実感を持てる
3.美的追求
美しいものを創り出せる
4.愛他性
人の役に立てる
5.自律性
他からの命令や束縛を受けず、自分のチカラだけでやっていける
6.創造性
新しいものや考えを創り出せる
7.経済的報酬
たくさんのお金を稼ぎ、高水準の生活を送れる
8.ライフスタイル
自分の望むような生活を送れる
9.身体的活動
身体を動かす機会を持てる
10.社会的評価
社会に広く仕事の成果を認めてもらえる
11.冒険性
わくわくするような体験ができる
12.社会的交流性
いろいろな人と接点を持ちながら仕事ができる
13.多様性
多様な活動ができる
14.環境
仕事環境が心地よい
この中から自分に合っている価値観を3つ選ぶとすると以下の3つあたりな気がします。
ここはまた今度深堀したいところ
1.能力の活用
4.愛他性
11.冒険性
つまり、仕事は生きていくために必要なお金を得ることと、仕事を通して上記の価値観を満たすためということかなと。
どのように仕事をやるべきか
では、どうすれば満たしたい価値観を満たすことができるのか。
実際に自分が求めることを認識することですが
求めるだけでは仕事は上手くいかないので、どうすればよいか仕事のやり方を考えてみます
マネジメントの発明者とも言われているドラッカーは、自分の「強み」「仕事の仕方」「価値観」という三つの問題に答えが出れば、卓越した仕事ができると言っています。そして、そこから充実感と自信が生まれるとも。
「強み」
強みを分析する「ストレングス・ファインダー 」をやってみたところ以下の様な結果になりました。
色の別れ具合がかなり顕著で極端な人間なんだと痛感します。
「ストレングス・ファインダー 」では強みが属する資質群を4つに分類しています
実行力
:アイデアを「捕まえて」現実のものにする能力に長ける
影響力
:グループの主張を確実に周囲に伝える能力に長ける
人間関係構築力
:グループ全体をまとめ、より大きな力へと変える能力に長ける
戦略的思考力
:常に先を読み、筋道を立てて集団を導く能力に長ける
これを踏まえて考えると
「戦略的思考力」を主な強みと考えて伸ばしつつ
「影響力」はほぼ無いので弱みと考え誰かに移譲するのがよさそうです。
「仕事の仕方」
ドラッカーは次のように述べています。
仕事の仕方として、人と組んだほうがよいか、ひとりのほうがよいかも知らなければならない。組んだほうがよいのであれば、どのように組んだときよい仕事ができるかをしらなければならない。(中略)
今さら自分を変えようとしてはならない。うまくいくわけがない。それよりも、自らの得意とする仕事の仕方を向上させていくべきである。不得意な仕方で仕事を行おうとしてはならない。
経験上以下の様なパターンがうまくいくイメージです。
- 人と組む、少人数、補佐役(No2,3あたり)
今後はこれを意識しつつ、白色な仕事の結果と照合してみたいところ
「価値観」
ドラッカーは次のように述べています。
組織には価値観がある。そこに働く者にも価値観がある。組織において成果をあげるためには、働く者の価値観が組織の価値観になじまなければならない。同一である必要はない。だが、共存できなければならない。さもなければ、心楽しまず、成果もあがらない。
自分の中でよく感じることは「時間を無駄にしない」
私生活でも効率よく実施することに喜びを感じますし、続けても成果の上がる目の無い事に対してはストレスを感じます。
早急な結果を求めるわけではないのですが、目的も無く悪戯に時間を浪費しているように感じることは共感できないです。