日々惑う -雑記ブログ-

プログラミングやUnityの使い方、ソシャゲ運営の手法など自身の考え方などをまとめていく。

目標をどう設定するか、KPIとOKR

以前の仕事ではKPIツールなどを導入して、日々得られるデータに関して一喜一憂しつつ今後の対策を考えていました。しかしながらこの方法がよいのかどうかは正直疑問が残ります。最近以下の記事でOKR「Objective and Key Result(目標と主な結果)」というゴール設定テクニックについて知ったのでKPIとの比較を考えてみようと思います。

KPI

Key Performance Indicator(重要業績評価指標)
目的を達成するための過程を計測する中間目標
具体的な数値を設定する必要がある

KPIの設定で大事なこと

  • 明確性(Specific)
  • 計量性(Measurable)
  • 現実性(Achievable)
  • 結果指向または関連性(Result-oriented or Relevant)
  • 適時性(Time-bound)
  • 全体の目標をまずKGI(Key Goal Indicator)「重要目標達成指標」として設定し、そこから逆算して各種のKPIを算出

所感

KGIで目標を決めて、その達成のために必要な数値をKPIとして設定する。
どちらも定量的なものである必要がある
この目標はチームで共有される
KPIとして設定する項目を決めることは難しい
個々人の目標は不明瞭
元々は結果が数値として得やすいマーケティング用語
KSF(重要成功要因)も考えたほうがいい
「目標 -> KGI -> KSF -> KPI」の順に掘り下げる

OKR

Objective and Key Result(目標と主な結果)
企業のチームメンバーそれぞれの目標と期待されている結果を明確にする
組織のオペレーションとコミュニケーションを効率化するためのシステム

OKRの設定で大事なこと

  • OBJECTIVE (目標)

定量的である必要は無い
少し高めの無理をした設定にする(6割~7割くらいが理想)

  • KEY RESULTS(主な結果)

1つのOBJECTIVE(目標)に対して1から最大4つのKEY RESULTSを設定
目標の達成度を測るために必要となるため、定量的な要素を含める
客観的に評価できる

  • 会社のKey Resultsは、それぞれの部署または個人のObjectiveに紐付く
  • 四半期で個人で設定したOKRの達成率を個別に振り返る

そこからチーム、会社としての達成率も評価する

所感

目標とそれに必要な主な結果が分かりやすい
全体の目標から個人の目標まで設定されるので個々の評価がしやすい
KEY RESULTS(主な結果)の設定は難しい

まとめ

一見OKRの方がよさげに感じるが、過去に行っている業務の繰り返しに近いものはKPIの方がよく、新規分野に関してはOKRの方がよいように思える。
何にせよ、定期的な目標の確認と達成項目の再検討が必要なようだ。